本草薬膳学院創立10周年記念大会並びに日中薬膳シンポジウム
2012年6月24日(日)
記念大会主催:本草薬膳学院創立10周年記念行事実行委員会
日中薬膳シンポジウム主催:本草薬膳学院・日本国際薬膳師会・中国薬膳研究会・北京中医薬大学・河南中医学院
東洋学術出版社会長・日本中医学会顧問 山本勝司先生の祝辞です。
本草学院の創立10周年をこころからお慶び申し上げます。
私の住んでいる市川市の小さなレストランのお上さんが、このところ、しきりに「中医学」という言葉を使います。中医学という言葉は、少し前までは一部の限られた医療家たちの専門用語でしかなかったのに、今日では一般の人々の普通の言葉になりつつあるのを知って驚きました。中医学が狭い枠を越えて広がりのある大きな世界に変わりつつあることを実感しているところであります。
これも、薬膳関係の皆さんのご尽力に負うところが大きいと思います。中医学が「医療」のマイナーな世界から「養生」というメジャーな世界へ広がる鍵を握っているのは、薬膳関係の皆さんだといってよいと思います。皆さんのご活躍を心からお祈り申し上げます。
さて、辰巳洋先生は、毎週当社に出勤されて当社の顧問のような形でご指導をいただいているのですが,日々辰巳先生を見ていて感心するのは、辰巳先生が確実に夢を実現する能力をもっていらっしゃる。不思議に実現力をもっておられることです。本草薬膳学院を立ち上げ、それを10年にわたって維持発展させ、書籍もたくさん出版されました。そんな多忙を極めるなかで、また、先日は順天堂大学の博士号を取得されました。いつの間にかものすごいことをつぎつぎと実現される。
いま、辰巳先生は薬膳の世界を質的に飛躍させようと志しておられるかに見受けるのですが、この夢もきっといつか実現されるものと期待しております。ご活躍をお祈りいたします。