【公開講座】『イタリア料理』講座(第5回目)が開催されました
12月14日(月)、第5回目の公開講座「新田先生のイタリア料理講座」が行われました。
本学院卒業生にして国際薬膳師資格もお持ちの新田先生は、イタリアに8年暮らし、料理を学び、帰国後イタリア料理の会「TIRAMI SU’」を主宰されています。
イタリア料理と薬膳の共通点を探りながら、簡単に出来る美味しいレシピをご紹介しています。
今回は、冬・クリスマスのイタリア薬膳をテーマに、こちらの4品を作りました♪
★たらのマンテカート
★ほたてと小松菜のタリアテッレ
★えびのパプリカソース
★くるみのケーキ
冬は、一年で一番寒く、陰の気が旺盛となる季節で、身体を休ませる「閉蔵」(へいぞう)の時期になります。
この時期には、一年間に消耗した気・血・津液を補って営養を貯蔵し、これから来る春にむけて備えることが大切な養生のポイントです。
また、寒さでこわばった身体には、気の巡りを促して臓腑の働きを調節する食材、血の巡りを促進して流れを順調にする食材を併せて摂ることもオススメします。
「腎を養い、温め、陽気を逃がさないようする食材を取り入れて。また、乾燥にも注意し、潤いを保つためのメニューも加えると良いでしょう。」と解説される新田先生。
先日、講談社より『イタリア薬膳ごはん』を出版された新田先生(中村浩子様 共著)。
彩り豊かで美しいレシピが満載で、イタリア薬膳料理界を牽引する存在として、ますます躍進されてらっしゃいます!
今回もテーマに沿って、赤・白・緑のクリスマスカラーが色鮮やかな料理をご考案くださいました🎄(*^-^*)
じゃがいも と たらを合わせてすり潰し、セルクルで形を整えたたらのマンテカートは、ブロッコリー・オリーブ・ザクロの飾り付けに作った方の個性が輝く一品になりました♪
たらは気と血を補い、じゃがいもはお腹の調子を整えるので、しっかりと身体を営養できる組み合わせです。
ほたてと小松菜のタリアテッレは、メイン食材のほか、生クリーム(牛乳)、チーズも滋陰類の食材です。
腎陰を補う際には、肉類よりも貝類がオススメです。
身体を冷やさないよう食材選びにも気を遣いましょう。
えびのパプリカソースには、臓腑を温め、機能を促進する食材がふんだんに入っています☆
ソースに使う玉ねぎは気の巡りを良くする温性の食材で、組み合わせも抜群です。
彩りもクリスマスらしくて明るい気持ちになりますね(*^▽^*)
デザートはくるみのケーキ。
アラザン・ピンクペッパーにヒイラギの葉の飾りが、なんとも可愛らしい一品♪
生地には米粉を使い、身体を冷やす小麦粉を避けたアイデアが光ります。
今回は10名の方がご参加くださり、クリスマス気分に包まれた賑わいを感じる講座となりました。
昨年の通学(平日)コース卒業生の方もお越しになり、再会の喜びに笑顔が溢れ、温かな雰囲気に和まされます(*´-`*)
次回開催は、2021年2月8日(月)。
緊急事態宣言期間中の休校を受けての日程調整により、第6回目が繰り越されておりますので、既にお申込み済みの方はご注意くださいますようお願いいたします。
テーマは「春のイタリア薬膳」、お申込は2月1日(月)までとなっております。
今からでもお申込み可能ですので、ご興味のある方はお早めにどうぞ‼
お申込みはこちらから。
また、2021年4月より、新講座「イタリア薬膳料理講座(全6回)」が開始します!
これまでの季節の養生から、お悩みの症状別へとテーマがバージョンアップされますよ!(^^)!
既にお申込み受付を開始しておりますので、皆さま是非ご参加くださいませ★
⇒詳細はこちら
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新年、明けましておめでとうございます。