【公開講座】『イタリア料理』講座(第4回目)が開催されました
10月26日(月)、公開講座「新田先生のイタリア料理講座」の第4回目が行われました。
本学院卒業生にして国際薬膳師資格もお持ちの新田先生は、イタリアに8年暮らし、料理を学び、帰国後イタリア料理の会「TIRAMI SU’」を主宰されています。
イタリア料理と薬膳の共通点を探りながら、簡単に出来る美味しいレシピをご紹介しています。
薬膳のポイントやイタリア料理についての知識を丁寧に解説してくださる先生の講座は、回を重ねるごとに人気が高まっている講座です♪
今回は、秋のイタリア薬膳をテーマに、こちらの4品を作りました。
★洋梨のファルシー
★栗ときのこのズッパ
★豚ロースのミルクソース
★イチジクと松の実のタルト
秋に入っても優れないお天気の日が続いていましたが、10月下旬を前に秋晴れとなる日も増えてきました。
秋は、乾燥によって「喜潤悪燥」の性質を持つ肺を傷めやすい季節です。
「口や鼻・皮膚・唇・髪の乾燥、便秘などの症状がみられ、肺の働きが悪くなるので、空咳・痰が少ない・喘息・胸の痛みなども起こります。」とお話しされる新田先生。
今回はテーマに沿った秋らしいシックな色合いを基調とした、潤いたっぷりのメニューです(*^▽^*)
美味しさをギュッと閉じ込めた詰物料理、洋梨のファルシーは、前菜でも、デザートとしてもいただける一品だそう。
梨と百合は、秋の乾燥に対して肺を補う定番の食材ですので、潤いもいっぱいに詰まったレシピになっています!
豚ロースのミルクソース。
豚肉も滋陰類として代表的な食材です。
本場イタリアではかたまり肉を使うお料理を、ロースの切り身にアレンジして上品なメインに仕上げました。
鼻に抜ける、ほのかなニンニクとハーブの風味がアクセントになっている味わい深いメニューです。
ズッパには、様々な種類のきのこを入れ、秋の旬をふんだんに使いました。
ズッパのメニュー名に相応しい食べ応えのある一品。
津液が失われると気も伴って損なわれていきますので、栗やじゃがいもなどの気を補う食材も、美味しいこの時期に上手に料理に使っていきたいですね♪
タルトに使ったイチジクと松の実は大腸に働きかけ、体を潤すことで便通を良くする食材です。
生地の米粉、松の実は温性なので、だんだんと冷え込む晩秋に取り入れていきましょう♪
今回は、初参加の受講生様を含む7名の方にご参加いただきました。
コロナウイルスの影響で、ずっとご参加を見送られていた常連の受講生様が久しぶりにお越しくださったり、イタリアレストランのシェフが初参加でいらしてくださるなど、いつにも増して賑やかな雰囲気でした(*^^*)
シェフは、今秋開講の中医薬膳師コースにもご入学され、様さな分野で薬膳が着目されている勢いを感じるこの頃です!(^^)!
肺を潤し、肺の気を整えることはもちろんですが、寒い冬に備え消化器の調子を整えて栄養を摂ることを心がけたい時なので、ぜひご自宅でも作ってみてくださいね。
次回開催は12月14日(月)「Xmasのイタリア薬膳」、お申込は12月7日(月)までとなっております。
お申込みはこちらから。
たいへん人気の講座で、お席に限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みくださいませ!
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