本場の薬膳を学ぶために学院を選び、得られる物は大きかった
国際中医師研究科コース 卒業
当学院:簡単な自己紹介をお願いします。
松岡さん:松岡良典と申します。広域医療法人EMSの理事長を務めており、国内外の医療が足りない地域に救急・総合診療を中心とした24時間対応型のクリニックを作る仕事をしています。また最近は日本の医療をアジア圏に輸出する仕事に力を入れています。
中医薬膳師コースの通信教育コースを受講して卒業、国際中医師研究科コースに進み、中医薬膳師、国際薬膳師、国際中医師の資格を取得しました。
当学院:薬膳を学ぼうと思った動機、きっかけを教えてください。
松岡さん:救急車で搬送される患者さんは、既に手遅れの状態の事が多いです。そのため、病気を発生させない、未病と言う概念を勉強して予防医学を推進したいと考えました。
また、病気を起こさない体質を薬膳で作っていく考え方にも共感して学びたいと思いました。
当学院:日本に薬膳を学ぶ学校は増えていますが、その中でも本草薬膳学院を選んだ理由、学院ならではの魅力はなんですか。
松岡さん:学院長の辰巳洋先生が中国出身で、その先生から直接、本場の薬膳が学べた事です。私は本場の中医学、薬膳を基礎からきちんと学びたかったので、本草薬膳学院を選びました。
しかも、学院長は日本語も堪能なので、日本語で質問や議論ができた事も非常に良かったです。
当学院:学習の中で最も印象深かったことはどんなことですか。
松岡さん:薬膳の基礎を勉強し、身につけてから、中医学に入っていく学習カリキュラムが素晴らしかったです。自然に段階的に中医学が身についていきました。
また、研究科コースで、弁証論治について丁寧に勉強できた事は、私にとっては有り難かったです。西洋医学とは全く異なるアプローチでしたが、非常に新鮮でした。これを身につける事が、中医学の鍵になりますので、分かり始めたときは感動しました。
当学院:本草薬膳学院で学んだことを現在どのように活かしていますか。また、今後どういった活動をしていきたいですか。
松岡さん:普段の診療で、薬膳の知識を活かして、処方を行ったり、薬膳のアドバイスを行っています。
今後は、薬膳を広める広報的な活動も進めていきたいです。
当学院:これから薬膳を学ぼうと考えている方へのメッセージをお願いします。
松岡さん:薬膳を勉強する事で、自分の健康状態と食材・薬膳が自然に結びつくようになります。それが日々の体調管理につながり、未病につながっていきます。
奥が深い学問ですが、得られる物は大きいです。ぜひ薬膳の門を叩いてください。
松岡 良典
中医薬膳師 通信教育コース卒業
/国際中医師研究科コース卒業
医師、国際薬膳師、国際中医師
「松岡救急クリニック」 https://matsuoka-ems.com/
★松岡さんには「本草薬膳学院創立20周年記念大会」にて基調講演をしていただきます。
テーマは「日本における中医学の重要な役割」。
詳細・お申込みは下記リンク先よりご確認ください。
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先生方や皆様との出会いは宝物。たくさん学んで元氣になる、私にとってのパワースポット