【特別講座】菅沼先生の「舌診・脈診トレーニング講座」が行われました。
9月18日(金)、特別講座・菅沼先生の「舌診・脈診トレーニング講座」(第2回目)が行われました。
中医学の特徴でもある独特な診断方法は、学習においても、実践においても、最も大切で、重要な知識となります。
中でも、舌診と脈診は、日々、時々の体調変化を知る上で、普段から活用できる内容です。
前回に引き続き、臨床経験豊富な菅沼栄先生にご講義いただき、知識の向上と実践力を高めるための特別講座が開催されました。
講義は脈や脈診の知識・概念についてから始まり、脈の取り方、それぞれの脈象が示す主病と臨床治療等の内容を細かくご解説くださいました。
最後は、実際に脈に触れながら行う実践講義です!
教室内に複数の消毒液を設置し、先生・受講生ともに、こまめな手指の除菌にご協力いただきました。
まず、菅沼先生が代表の受講生の脈象を解説され、参加者全員が順番に手首に触れ、それぞれの人の脈の違いを体感していきました。
先生は瞬時に、「あなたは沈脈。」、「これは弦細の脈ね。」と判断される中、受講生は「うーん、違いがよくわからない…」と口をそろえて呟き、診断学の難しさを実感できるものでした。
しかし、何人かの脈を触り比べていくうちに、微妙な違いがわかるようにもなっていきましたね(^-^*)
意外な結果も多かった舌診の時とは違い、その人の姿形が脈にも現れているなあと感じる方もいらっしゃったようです。
全2回で行われた実践を含めた本特別講座でしたが、コロナウイルス感染拡大の予防のため、定員数を大幅に減らしての開催となったことは非常に残念です。
参加者の皆さまからは、「実りある授業で本当にいい講座だった。」とご好評いただきました。
是非、今後の中医学学習に活かしていってくださいね!
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