本草薬膳学院

世界中医薬大会(パリ開催)に辰巳学院長が参加しました

2024.11.13記事

2024年10月24日から26日まで、フランスのパリで世界中医薬学会聯合会(世中連)が主催する第21回世界中医薬大会が開かれました。
日本を含む約34の国と地域から1000名近くの中医薬専門家・政府関係者・実業家が参加し、本学院からは辰巳洋学院長が出席しました。

大会のテーマは、「中国文化と西洋文化の相互学習を進め、中医学を世界中で共有する」です。

開会式は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)本部で行われ、さまざまな立場の方たちが挨拶や祝辞を述べました。張伯礼氏(世中連副主席・中国工程院院士)、呉宛霖氏(フランス中国中医薬センター主席)、ユネスコ副総幹事(QU Xing)、WHO (世界保健機関)伝統医学担当官(李亜嬋)、フランス文化部・フランス国民議会・駐フランス中国大使館・中国国家中医薬管理局の代表などです。

張伯礼氏は、「中医薬は196の国と地域に広がっており、世界人口の3分の1以上が、鍼灸や按摩などの中医治療を受けています。中医薬学が人類の健康維持と医療に関わる重要な部分を担っているのです。特に新型コロナウイルス感染症に対して中医薬は優れた効果を示しました」と中医薬の重要性を強調しました。

ユネスコの副総幹事は、屠呦呦(Tu Youyou)氏(2015年ノーベル医学賞受賞、2019年国際生命科学賞受賞)が中医学の知恵に触発されて研究を重ねたことに触れ、「2021年、ユネスコの総会では、『オープンサイエンスに関する勧告』が採択されています。多言語の科学知識を誰もが自由に利用・アクセス・再利用できるようにして,現代の課題に対応するために国際的な協力関係を強めていくことが必要です。今回の大会を機に、伝統医学と現代医学の間により多くの架け橋を築き、多くの人々が伝統的な中医学の恩恵を受けられるようになることを期待しています」と述べました。

WHOの伝統医学担当官は、「中国では、中医医院の設立と地区中医薬サービスの拡大により、全国的に中医治療へのアクセスが大幅に改善されました。これらの成果は、WHOの広範な目標と一致しています」と中国における伝統医学の発展を評価しました。

第22回世界中医薬大会は2025年にオーストラリアで開催することになっています。

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