今年の4月から、卒業生に一般社団法人日本国際薬膳師会の「国際薬膳師（士）・国際薬膳調理師」資格認定試験への受験を推進しました。4月に試験を順調に行いまして、証書の発行も終了しました。

発行機関の変更に関しては 、22年間協力して頂いた中国薬膳研究会が、国際試験事業を行わないという方針転換をしたことが理由で契約が中止になりましたが、長年に渡る、初代から三代目の周文泉・沙鳳桐・楊鋭会長のご信頼・ご支持に心から感謝をいたします。 また、突然の変更に際し、受験生の皆様には、ご迷惑をおかけしましたが、ご理解をいただき、大変感謝しております。

教育分野では「十年樹木(じゅうねんじゅもく)、百年樹人(ひゃくねんじゅにん)」の古訓があり、木は植えてから大きくなるまでの時間は10年間かかり、人材の育成ならもっと時間がかかるという、教育の重要性を強調しています。本草薬膳学院の古訓に準じる教育理念は、中医学の理論に基づきしっかりと中医薬・薬膳学の専門家を育て、人々の健康を増進、病気の予防、食生活を豊かにすることを掲げております。基礎から研究科までの一貫したカリキュラム、中医薬の教科書、専門家の講師陣、理論と実践を合せる教育内容、学習の進行を把握するための宿題添削、学習に関するサポートなど、中医学基礎から古典研究までの本格的な教育を行い、22年間日本での実績がございます。本学院は国内最大の薬膳教育機関であり、すでに卒業生は３万人を超えています（契約している外部通信教育の卒業生含む）。学生は日本のみならず、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、マレーシア、インドネシア等世界各地にいます。

今後は、国際情勢に左右されない方法を考え、創立20年の歴史があり、会員数約500名を有する権威ある薬膳団体であります一般社団法人日本国際薬膳師会（https//yakuzenshi-kai.jp）へ資格認定発行機関を変更し、日本から世界へ更なる中医薬膳学の発信に尽力して参る所存でございます。

 本草薬膳学院

学院長　辰巳　洋