本草薬膳学院

【公開講座】大村先生の「薬膳お菓子と薬膳茶を楽しむⅠ(第5回目)」が行われました!

2022.11.01公開講座
  • 東京

2022年 公開講座大村先生の薬膳お菓子と薬膳茶を楽しむⅠの第5回目の講座が行われました。

開講初年度より毎年好評をいただいておりましたが、この度、学生様のリクエストにお応えし、
薬膳茶も一緒に学べる講座へとリニューアル!毎月キャンセル待ちが出るほどの人気の講座です。
裏千家茶道教授でもいらっしゃる大村先生から季節の養生にあわせたお茶についてもご指導いただけます。

今回の薬膳茶は秋におすすめ『無花果茶』です。
無花果は胃を丈夫にして肺を潤して咳を鎮めるなど、粘膜や肌の乾燥、目が疲れやすいなどの
潤い不足の人に適すと言われており、空気が乾燥しやすい秋におすすめの食材です。

細かく砕いた無花果をお湯に加えて2~3分煎じ、きれいな色になったところで同量の水で溶いた本葛粉
を加えます。好みで蜂蜜を加えてもいいでしょう。

大腸を潤滑にし、排便の促進に働きかけますが、激しい下痢は起こしませんので
老人、体の虚弱、慢性病などの原因で起こる便秘がある方に多く用いられます。

☆第5回目 実習メニュー☆
●友禅菊(きんとん)【健脾化湿】

あんに寒天を入れてまとめたものをきんとんあんと言います。きんとんあんを篩を通してそぼろ状にしてあん玉の周りにつけた菓子をきんとんと言いましたが、ぎゅうひを入れたねりきり餡や大和芋でまとめた薯蕷あんなどのそぼろをつけた菓子もきんとんと言われるようになりました。色や形を変えて色々な銘がつけられ、茶席では一年を通して欠かせない上生菓子です。

鍋に砂糖と寒天を入れ、よく混ぜて水を加え、火にかけ煮溶かします。

白あんを加えて均一にし再沸騰したら紫芋の裏ごしを加えて着色し、水飴を加えます。

紫芋の裏ごしは少しづつ入れると、好みの色に調整できるそうです。

粗熱をとって容器に流しいれ、冷やし固め等分に切り分け、一個ずつ篩を通してそぼろ状にします。

箸であんにきんとんを植え付ける際は和菓子の仕上げに使用する細工用のきんとん箸を使用しました。
先端が非常に細い仕上げになっているのが特徴で 仕上げの際に生地をすくいとっても、
箸の跡が残りにくく繊細な作業が可能であるそうです。

●じゃが芋まんじゅう【補気健脾

じゃが芋をかたどった素朴なまんじゅうです。中あんにはじゃが芋が入ります。
水の一部で重曹を溶いておき、砂糖と水を混ぜたものと合わせ、ブランデー、醤油を加えます。

小麦粉と肉桂末をふるい、上記と混ぜ、更に赤ざらめも追加し更に混ぜ合わせます。

粉はこのように紙の上でふるい、そのまま入れるとスムーズです。

じゃが芋を蒸して皮をむき、さっくりつぶして白あん、食塩を混ぜ、等分にします。

生地を打ち粉にとって等分にしますがこの時、練りすぎないのがポイント!だそう。

下記の写真は大村先生が中あんを包んでいるところです。
こちらの実習では、まずは大村先生のデモンストレーションをし、受講生様にも体験していただきます。
すべての工程に携わることが出来るのもこの講座が人気である理由の一つです。

布巾の上から箸で押し、じゃが芋らしい形にととのえます。

強火で12~13分蒸したら出来上がり♪

 

次回の講座はゆべし・どら焼きと人気和菓子となっております。

只今、満席となっておりますがキャンセル待ちのお申し込みは可能です。

(※次回以降12回目までも全て満席です)

ご興味のある方は早めにお申込みくださいますようお願い申し上げます。

日 時:2022年11月17(木)10:00~12:00(2時間/1回)

メニュー:

<和菓子> ゆべし・どら焼き

<薬膳茶> 冬の薬膳茶(肉桂・ほうじ茶)

場 所:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町22番6号 東京セントラルプレイス2階 本草薬膳学院教室

講 師:大村 和子 先生 (国際薬膳師・裏千家茶道教授)

教 材:プリント

持ち物:エプロン、三角巾、タオル(手拭用)、筆記用具

入学金・施設維持費:不要

授業料1回:4,500(材料代を含む) 全12回:48,000円(材料代を含む)

※全12回お申込みいただきますと、一回あたり受講料が500円お得になります。

定員15名(申込順 定員になり次第締め切ります)

お申込み方法:下リンク先よりお申し込み書をダウンロードの上、必要事項をご記入いただき
期日までにFAX、郵送、メールにて学院までお送りください。

「薬膳お菓子と薬膳茶を楽しむⅠ」申込書

または、公開・特別講座申込フォームからのお申込みも可能です。

皆様のご参加を心よりお待ちしております\(^^)/

 

講座内容一覧:

(2022年5月現在)

日付 申込締切日 内容
1 2022年6月2日(木) 5月26日 あじさい(きんとん)・月影(平鍋)

梅雨の薬膳茶①(大豆・煎茶)

2  7月7日(木) 6月30日 水ようかん・くず桜・くず切り

夏の薬膳茶①(ハト麦・緑茶)

3 8月4日(木) 7月28日 萩まんじゅう・柚の香餅

夏の薬膳茶②(緑豆・薄荷・生甘草)

4 9月1日(木) 8月25日 栗きんとん・松しぐれ

秋の薬膳茶①(百合根・抹茶)

5 10月13日(木)★ 10月6日 友禅菊(きんとん)・じゃが芋まんじゅう

秋の薬膳茶②(無花果・葛粉・蜂蜜)

6 11月17日(木)☆ 11月10日 ゆべし・どら焼き

冬の薬膳茶①(肉桂・ほうじ茶)

7 12月1日(木) 11月24日 さくら餅(道明寺)・うぐいす餅

冬の薬膳茶②(生姜・胡桃・黒砂糖)

8 2023年1月19日(木)☆ 1月12日 梅桜(ねりきり)・くるみ大福

冬の薬膳茶③(普洱茶)

9 2月3日(木) 1月26日 黄味淡雪・えくぼまんじゅう

春の薬膳茶①(桂花・紅茶)

10 3月2日(木) 2月23日 青柳(こなし)・柏餅

春の薬膳茶②(ジャスミン茶)

11 4月6日(木) 3月30日 よもぎまんじゅう・黄金羊かん

春の薬膳茶③(玄米大棗茶)

12 5月11日(木)★ 5月4日 若鮎・花菖蒲(ねりきり)

梅雨の薬膳茶②(とうもろこし茶/ひげ・皮付き)

★第2木曜 ☆第3木曜


講師:大村 和子

国際薬膳師、裏千家茶道教授。ホームメイド協会講師を務め、料理・和菓子のメニュー開発と講師養成に携わる。2005年に本草薬膳学院を卒業、国際薬膳師資格取得。当学院で薬膳指導を行いながら自宅で茶道教室を主宰、高校茶道部の指導も担う。2012年には辰巳洋学院長との共著で『薬膳お菓子』を出版。

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