本草薬膳学院創立20周年記念大会を開催いたしました
- 東京
会場:アルカディア市ヶ谷 私学会館・3F 富士 会議宴会場
主催:本草薬膳学院創立20周年記念行事実行委員会
協賛:日本国際薬膳師会・株式会社マリモホールディングス
久しぶりの秋晴れとなった9月23日(金・祝)、アルカディア市ヶ谷にて創立20周年記念大会を無事終了することができました。
新型コロナウイルス感染の終息がなかなか見通せない中の開催でしたが、会場参加165名、オンライン参加57名の盛大な会になりました。
開場前からたくさんの方たちが集まってこられ、ロビーは同窓会のように賑やかでした。
株式会社マリモホールディングス・株式会社マリモ本草薬膳の深川真社長による開会宣言で第一部の記念式典が始まりました。
司会は石川歩先生、大友優子氏、舟川忍氏です。
大会実行委員長の市川賢二郎氏が16名の来賓を紹介し、来賓代表として池上文雄先生(千葉大学名誉教授・環境健康フィールド科学センター特命研究員)から心のこもったご祝辞をいただきました。
本草薬膳学院教務部部長の猪俣稔成が9名の功労者の先生方のお名前を紹介し、辰巳学院長から一人ひとりに感謝状と記念品が手渡されました。
功労者代表として鷲見美智子先生(本草薬膳学院顧問)が20年間を振り返ってご挨拶されました。
辰巳洋学院長のあいさつは、来場者たちが一言も聞き漏らすまいとしているかのような静かさの中で行われました。
20年間で6500人以上の卒業生を送り出し、在校生も600人以上いること、独自の教科書と充実したカリキュラムが「質の高い教育を行う学校」という評価につながっていることなどが強調されました。
今後も薬膳や中医学の専門家の育成に力を尽くすとともに、新たな事業に取り組むことへの意欲も示されました。
第二部の記念講演会では、松岡良典先生(広域医療法人EMS松岡救急クリニック)が「日本における中医学の重要な役割」と題して基調講演をされました。
先生は、救急医療の最先端に身を置いているからこそ、予防医学がいかに大切であるかがよくわかると話されました。
超高齢社会において健康寿命を維持するためには、中医学や薬膳が欠かせないと述べられました。
また、三大疾患(がん・心疾患・脳血管疾患)や認知症に対しても中医学・薬膳が予防や改善に有効であることを資料を示しながら説明されました。
タレントの麻木久仁子氏(第23期通学コース卒業、国際薬膳師、国際中医師)は、「薬膳の奥深さこそが大きな魅力」をテーマに講演されました。
二度にわたる病気の体験をきっかけに薬膳に出会い、今では精力的に薬膳の魅力を発信し続けられている様子が紹介されました。
当初は、人に薬膳の良さを伝えようとしてもなかなか関心を示されないことが多かったけれど、10年後の今は全く違ってきている。
多くの人が薬膳は必要なものであると認識する時代になったことを実感している、と締め括られました。
第三部は「本草生の活躍」として、4人の卒業生と1人の在校生がそれぞれの薬膳分野での活動について報告されました。
1人5分程度の短い時間でしたが、それぞれの独創的な取り組みや、薬膳に対する熱い思いが伝わってきました。
◆「薬膳を伝える道-学んで食べて健康に」田辺由美氏(薬膳カフェ微笑亭、中医薬膳師、信教育卒業)
◆「薬膳と日常と心」三上康介氏(薬膳Dining&Bar 銀座しんのう、中医薬膳師、第9期卒業)
◆「生きる力を養う農園を目指して」多根弘子氏(たねころ山農園、中医薬膳師、第17期卒業)
◆「薬膳とイタリア料理の架け橋に」新田玲子氏(イタリア料理の会 Tiramisu’主宰、中医薬膳師、第31期卒業)
◆「ペットにも薬膳…!?」梅原孝三氏(獣医師、仙台プラムアニマルクリニック院長、中医薬膳師オンライン在学中)
大会実行副委員長の平尾安基子氏による閉会宣言のあと、参加者全員による記念写真を撮影して散会となりました。
販売コーナーでは、新刊3冊のほか、20周年記念グッズ(藍菊茶・トートバッグ・キーホルダー)なども販売しました。
来場できなかった友人に、と言ってまとめて買われていく方もいました。
記念すべき周年記念大会にご参加いただきました皆さまに、改めて厚く御礼申し上げます。
皆々様のご支援を糧に、今後も現状に満足することなく精進を重ねていき、微力ながら社会への貢献に努めて参る覚悟でございます。
何卒、倍旧のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
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