【新刊】『入門・実践 温病学』のご紹介
当学院研究科コースで講師をご担当いただいています菅沼栄先生の著書が発売されました。
入門・実践 温病学(にゅうもん・じっせん うんびょうがく)
A5判並製 304ページ
定価:4,000円(税別)
出版社:源草社
ISBN 978-4-907892-35-7 C3047
『傷寒論』『金匱要略』における日本漢方は私たちにも馴染みのある分野ですが、温病学の知識までを深く習得できずに悩まれている方も多いのではないでしょうか。
本書では難しい温病学について『温熱論』『温病条弁』を主とした基本的概念から丁寧に解説し、傷寒との比較や現代的背景、理論について参考処方が提示されている点で、わかりやすくまとめられています。
関連する古典に関しても原文、訳文、注釈まで記載され、巻末「用語一覧」により中医学用語も理解しながら読み進めることができます。
菅沼先生は中医師の中でも最も早く来日し、日本各地で講演を行い、中医学の教育と普及に力を注いでこられ、当学院においては中医学臨床の研究科以外にも、古典に精通される最も有名な講師として経典研究科もご講義いただいております。
コロナ禍が長引く中で、多くの人のため、予防・治療に役立ててほしいと強い思いを込めて著した一冊。
是非、中医学知識の習得と実践にご活用ください。
詳細は出版社ウェブサイトをご覧ください。
有限会社源草社 『入門・実践 温病学』
菅沼栄
1975年中国・北京中医薬大学(中医系)卒業。
1975〜1979年中国・北京中医薬大学第一附属病院に勤務(内科医師)。
1979年来日。
1980〜1986年神奈川県衛生部に勤務:中医学の翻訳・通訳。
1982年〜現在まで、日本各地の中医学研究会にて講師を務める(東方医学会、伊豆漢方研究会、三島中医学研究会、イスクラ中医学習塾、菅沼栄勉強会、三考塾、中医未病協会、遼寧中医薬大学日本校、国際薬膳師会、東京栄養士薬膳研究会、薬膳健康づくり研究会ほか)。
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