【公開講座】「山岡 洋先生の薬膳中華料理講座」が行われました
1月24日(月)、公開講座『山岡 洋先生の薬膳中華料理講座』が開催されました!
テーマは「春節のおもてなしメニュー」。
中国の旧正月を祝う”春節”は最も重要とされる祝祭日であり、
1年で最も盛り上がりを見せる時期。街中はお祝いモードで溢れています。
2022年の春節は2月1日(火曜日)、
休み期間は1月31日(月)から2月6日(日)まで7連休になります。
今回は特別企画として、縁起が良いとされる春節のメニューから選りすぐりの4品を
ご紹介いたしました。
・鯛の姿蒸し
大晦日の夕食には、魚が不可欠な料理の一つ。魚(鱼Yú /yoo/)は中国語で「余」と同じ読み方で、「年年有魚」すなわち「年年有余」で、毎年いい収穫があるという意味です。
本来ならば縁起を担ぎ鯛を丸ごと蒸すのですが、今回は1㎏サイズの鯛を
家庭サイズの蒸篭でも調理できるよう身を食べやすい大きさにカットし、
調理する方法を教わりました。
出来上がった姿蒸しに山岡先生考案の特製海鮮スープや
180℃に熱したサラダ油を”ジュッ!”っとかけると歓声が沸き上がり、
仕上げに白髪ねぎや香菜で飾り盛りをし迫力満点の一皿となりました。
・年糕とターサイの炒めもの
年糕は、「年高」とで発音が同じ「収入や身分が上がりますように」という
願いが込められている、縁起のいい食材です。
中国の代表的な冬野菜ターサイと炒めました。
山岡先生からはターサイの種類やターサイをよりおいしくいただける調理法、
炒め方のポイントなどを教えていただき、その鍋さばきに学生様は釘付けでした。
・水餃子
中国ではおめでたいことがあったとき、水餃子を食べる伝統があり、
特に旧正月の大みそかの夕食には家族そろって餃子を作るそう。
今回は山岡先生と辰巳学院長と学生様たちが一緒に皮から餃子を作り、
つやつやプルプルの肉汁あふれる美味しい水餃子ができました。
・紅茶入り白玉団子
「一家団欒・家庭円満」など幸福を象徴する食べ物とされている湯圓。
山岡先生が作る湯圓は黒胡麻餡入り白玉団子を桂花、百合根のトッピングと共に
紅茶に浮かべた上品なオリジナルレシピ。
こちらは学生様たちに白玉の皮で黒胡麻あんを実際に包んでいただきました。
先生のデモを見ていると簡単に出来そうなこともご自身で試してみると
上手くいかず、苦戦する方もいらっしゃいましたが、何とか完成!
先生に実際に指導していただき、その場で問題解決できるのはうれしいですね!
ふわっと甘く爽やかに香る金木犀の香りのスープは、
体の芯からポカポカと温まり、トッピングの桂花がさらに花を添えてくれました。
次回の『山岡先生の薬膳中華料理講座』は3月7日(月)を予定しております。
詳細が決定次第、こちらのInstagramやHP等などでお知らせいたしますので
どうぞ楽しみにお待ちください(*^^*)
講師:山岡洋(ホテルハイアットリージェンシー東京元総料理長)
昭和17年生まれ。大衆食堂からダイヤモンドホテル、赤坂飯店などで修行の後、昭和51年ホテルハイアットリージェンシー入社。ホテル開業時より中国料理「翡翠宮」副料理長。平成7年に料理長就任後は、伝統を守りながらも盛り付けや器に和と洋の手法を積極的に用いるヌーベル・シノワの第一人者となり、平成14年に常務取締役総料理長となる。平成21年にハイアットリージェンシー退職。
料理人生45年を経て、千葉県市川市行徳にて「PRIVATECHEFF’SSTUDIO山岡」http://www.cm-tokyo.com/yamaoka/ をオープン。
・平成8年TV番組 「料理の鉄人」に出演、フレンチ坂井シェフに「白菜対決」で勝利を収める。
• 1999年 東京都より“江戸の名工”として表彰
• 2002年 栄養関係功労者厚生労働大臣表彰
• 2012年 厚生労働省より“現代の名工”として表彰
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