【公開講座】『2020イタリア料理講座』(第6回目/延期分)が開催されました
- 東京
11月22日、公開講座『2020年 新田先生のイタリア料理講座』の第6回目が行われました!
こちらの講座はもともと昨年度開講予定でしたが、度重なる緊急事態宣言発出により延期が続き、ようやく開催の日を迎えることとなりました!
今回のテーマは「冬のイタリア薬膳」。
冬は春夏秋とがんばってきた体を労り、消耗した栄養を補い、春に備えて貯蔵する季節。全身のエネルギーの源である腎の働きが活発になるので、腎を養い体の保温に心がけ、乾燥に注意して過ごしましょう、と新田先生。
来月開講予定『老化に対するイタリア薬膳』(12/13)ではお肉メインの食材を予定しているため、今回の実習メニューは魚介類を多く使ったシーフードメニューとなりました。
前菜とメインは陽を補い、パスタとデザートで陰を補うメニュー。
冬にしっかりと栄養を蓄えて、抵抗力をつけ、春に備えます。
☆キャベツのファゴット
中身は、じゃがいも、栗、くるみ、玉ねぎ、にんじんです。
キャベツ、じゃがいも、栗で気を補い、くるみで体を温めます。
具をキャベツで包む際のポイントを新田先生が説明される際は
皆様手を止めて集まり、熱心にメモをとられたり
動画を撮影していらっしゃいました。
☆ムール貝とあさりの黒いスパゲッティ
冬は黒いものを食べるとよいとされています。コレステロール値や血圧をを下げる効果のあるイカスミを練り込んだスパゲッティに、精、血、体の水分を補うムール貝、痰を取り除き、体を潤すあさりを加えました。貝や海藻の鹹味(塩からい味)は、滋養効果があります。
イカスミ料理は処理が大変なため、ご家庭では敬遠しがちですが
こちらの麺なら、簡単に取り入れることが出来ますね!
学生様たちは、口回りを気にせず美味しそうに試食されていらっしゃいました。
☆たらとパプリカ、じゃがいもの煮込み
たらは気と血を補い、パプリカは体を温めます。
じゃがいもは気を補い消化を助けます。
もうすぐ旬を迎える鱈を使った簡単煮込み料理です。
具材をトマトペースト、にんにく、赤唐辛子等の調味料で煮るという
簡単メニューですが旨味たっぷりの本格的な味わいの一品。
”家族が鱈を好きだけどレパートリーが少なくて、、、これは早速復習したい!”
”我が家もそう!”と、学生様たちが会話されてる姿が印象的でした(*^^*)
☆リコッタチーズとレーズンのケーキ
牛乳にレモンを加えて、手作りのリコッタを作りました。
牛乳は渇きを癒し胃を潤します。
レーズンは、気と血を補い、筋と骨を丈夫にします。
☆冬のハーブティー
浄血、造血、利尿効果のあるネトルに、消化促進、血流促進、新陳代謝をアップし冷えを和らげるシナモンと去痰、駆風、消化促進効果のあるフェンネルを加えました。ホッとする香りと味に癒され、心身ともにとても温まります。
冬のイタリア薬膳メニュー
次回は12月13日(月)、『老化に対するイタリア薬膳』が開催されます。
お申込みはHPもしくはコチラよりお申込みください。
単発でのご参加も歓迎です。皆様のご参加を心よりお待ちしております\(^o^)/
【2021イタリア薬膳料理講座】
日時:2021年12月13日(月)10:00~13:00
テーマ:老化に対するイタリア薬膳
*黒豆のパニシャ
*鴨のオレンジ風味 他2品(予定)
場所:本草薬膳学院 教室
受講料:6,000円
講師:新田 玲子
(来月の実習メニューの一部が掲載されています!)
イタリア料理家、国際薬膳師・国際薬膳調理師、イタリア語講師。通算8年イタリアで暮らし、滞伊中、イタリア家庭料理研究家、野尻奈津子氏より料理を学ぶ。帰国後2005年よりイタリア料理の会「TIRAMI SU’(ティラミス)」を主宰。2010年より本草薬膳学院にて公開講座として薬膳イタリア料理講座を年6回受け持ち、薬膳イタリア料理レシピは200以上にのぼる。
2020年『イタリア薬膳ごはん 体の不調とおさらばできる』講談社 イタリア食文化文筆・翻訳家 中村浩子共著出版。好評発売中!
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