中日食療薬膳学術シンポジウム
本学院は、国内では薬膳の教育と普及活動を行い、対外的には国際学術シンポジウムに参加してきました。今年、本校としてはじめて南京自然医学会・南京市衛生局・南京市科学技術協会・南京軍区総医院と共同で中日食療薬膳学術シンポジウムを開催しました。シンポジウムには中国・日本・台湾・香港・マカオから実に200名ほどの参加者がありました。
大会の主席は南京中医薬大学教授・南京自然医学会の馬永華会長です。南京中医薬大学教授・南京市中医医院主任の謝英彪先生は、「並健康状態的薬膳治療」と題して、日ごろの健康増進のための薬膳レシピとして、オウギ蜂蜜飲料・落花生豆乳・オウギとタウナギ・牛の骨髄入りチャーハンなど食材・料理法・食べ方や効能についてわかりやすく発表されました。
日本本草薬膳研究会会長で本学院の顧問である鷲見美智子先生からは、日本人の日常食の特徴・近年の日本人の食生活の変化・現在の日本人の栄養と健康など、具体的なデータやグラフを交えて、「日本の伝統料理と健康」と題して発表がありました。本草薬膳学院副学院長の勝本海詠先生からは、「素食健康法(穀菜膳)の効果について」と題して発表がありました。本学院3期生の向平泱氏は、「地黄伝来の路と薬膳」と題して、地黄が渤海王朝使節団とともに伝来された経緯、その後日本で栽培され、加賀前田藩が奨励し、地黄膳町が形成されるに至った様子、明治維新後漢方医の衰退とともに故郷である七尾(石川県)で細々と地黄の栽培を続けている様子などを発表しました。
南京軍区総医院で、栄養科の鄭医師は入院患者の配膳のコンピュータ管理・薬膳の取り入れについて発表されました。その後、病棟を見学し、アジアではじめて小腸の移植手術を成功させた李先生から、腸内・腸外の栄養支持療法について説明していただきました。
さらに、南京中医薬大学の新しいキャンパスを見学し、恒順酢業会社を参観することができました。南京中医薬大学の先生から、今後、薬膳専門家の交流をさらに深めて、七尾の薬草園を是非見学したいとまでいわれ、その言葉に対する栄誉と本校と本校としてはじめて南京自然医学会・南京市衛生局・南京市科学技術協会・南京軍区総医院と共同で中日食療薬膳学術シンポジウムを開催してはじめて南京自然医学会・南京市衛生局・南京市科学技術協会・南京軍区総医院と共同で中日食療薬膳学術シンポジウムを開催責任の重さをひしひしと感じて帰国しました。
(向平泱)
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第1回『東方食療と保健』雑誌編集委員会