本草薬膳学院

「心も体も健やかになる料理を提供したい」と思ったのが薬膳を学ぶきっかけでした

2024.06.15 飲食関係

中医薬膳師 通信教育コース 卒業

当学院:簡単な自己紹介をお願いします。

井桁さん:井桁良樹と申します。東京都で四川料理店のオーナーシェフをしております。

本草薬膳学院では中医薬膳師通信コースを修了し、国際薬膳師・国際薬膳調理師を取得しました。

 

当学院:薬膳を学ぼうと思った動機、きっかけを教えてください。

井桁さん:以前より、リピーターのお客様に「飄香で料理を食べ終わる頃には体がポカポカします」「コース料理をお腹いっぱい食べても胃にもたれることなく、かえって体がスッキリするんです」などと仰っていただくが何度もありました。
それは何故なのか?料理を提供している自分でもよく分かっていませんでした。そうして、食材がもつ効能やそれらの組み合わせについて、自然と興味を持つようになりました。そしてコロナ禍となり、健康意識が高まるなか、お客様には美味しいだけではない、心も体も健やかになる料理を提供したいと考えるようになり、薬膳を本格的に学んでみたいと思うようになりました。

 

 

当学院:日本に薬膳を学ぶ学校は増えていますが、その中でも本草薬膳学院を選んだ理由、学院ならではの魅力は何ですか。

井桁さん:薬膳についてもっと知りたいと思った時に、辰巳先生の著書が目に留まりました。食材が持つ効能やそれらを組み合わせた季節や症状別のレシピは新鮮で興味深いものがありました。
さらにホームページでは、中医学の理論を基にした薬膳を本格的に学べること、カリキュラムが充実していることに魅力を感じました。通学は難しい為、通信で学べることが決め手となり、本学院への入学を決めました。

 

当学院:学習の中で最も印象深かったことはどんなことですか。

井桁さん:卒業レポートです。長年中国料理の世界にいますが、中医学の理論に基づいて食材を組み合わせる、といった経験は初めてでした。
分からないことばかりで、提出した課題がやり直しになることもありましたが、その度に分かり易いフィードバックをいただけました。季節や症状に応じた食材の選択や組み合わせ方など、分かることが少しずつ増えていったこと、そして、これまでの自分の料理に置き換えて、この料理にはどんな作用があったのか、などと考えを巡らせることも楽しかったです。

 

 

当学院:本草薬膳学院で学んだことを現在どのように活かしていますか。また、今後どういった活動をしていきたいですか。

井桁さん:お店では季節ごとにコース料理を提供していますが、食材やその組み合わせには必ず薬膳の考え方を取り入れるようにしています。
ご来店くださるお客様は様々なので、季節の養生が中心ですが、いつか証に応じた薬膳コースやイベントにもチャレンジしてみたいです。薬膳の資格を取得してからがスタートだと思っていますので、季節はもちろん、日々の心と体の状況にも向き合いながら学びを深めていきたいと思っています。

 

当学院:これから薬膳を学ぼうと考えている方へのメッセージをお願いします。

井桁さん:以前は薬膳と聞くと特別な食材を使った、専門店で食べる料理、といったイメージがありましたが、薬膳を学ぶことで、普段口にしているすべての食材に効能があり、人や季節・環境にもそれぞれの特性があることを知りました。すると普段の生活や食事への意識も少しずつ変わってきました。少しの不調に気付き、それらとどう向き合うか、自分なりに思考できるようになったことは良かったと思っています。まずはセルフケアの一環として薬膳を学ばれてみるのも、とても素敵なことだと思います。

 


井桁 良樹

中医薬膳師通信教育コース卒業

国際薬膳師、国際薬膳調理師

「中國菜 老四川 飄香」  https://www.piao-xiang.com

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