資格取得後にも学び続けられる自走力を、鍛えて頂けました
中医薬膳師 通信教育コース 卒業
当学院:簡単な自己紹介をお願いします。
渡邊さん:国際薬膳師の渡邊法昭(わたなべのりあき)です。
2015年に本草薬膳学院へ入学し中医薬膳師通信教育コースで薬膳を学び始めました。2017年に国際薬膳師の資格を取得しています。
国際薬膳師の資格取得後、薬膳茶の販売やカフェ等への卸売りを始めました(2022年現在、薬膳茶販売は休止しています)。
2020年からより多くの人に日常の中へ薬膳を取り入れて欲しいと思い、Youtubeで薬膳に関する動画を配信しています。
2021年に東京都練馬区の「薬膳料理店ナナハチ」へスープの監修を行い、2022年に東京都新宿区の「薬膳麺まつべ~」へスープの監修をしました。
薬膳がきっかけで陰陽五行学説を深く学ぶようになり、霊感が皆無の四柱推命の占い師として副業をしています。2022年から月2回ほど東京都新宿区にあるバーで占いをしています。
当学院:薬膳を学ぼうと思った動機、きっかけを教えてください。
渡邊さん:2006年、大学1年生の頃に人の助けになる事がしたいと思い、ボランティア団体(2022年現在休止中)をネット上に立ち上げたのが薬膳を学ぶ遠因です。
ボランティアの内容はトラウマを抱える人への傾聴でした。
そこで知り合い、様々な薫陶を与えてくださった方々の中に真言宗のお坊さんがいました。
仏教の教えをバックボーンにして相談に対して耳を傾ける姿に憧れていたのを覚えています。当時、私は大学生でしたし、心理学や哲学を真剣に学んでも浅知恵でしかなく付け焼刃にすらならなかったように記憶しています。
団体の規模が大きくなり相談者が増え、講演依頼やテレビへの出演などもありました。そこで何か私にもお坊さんのようにバックボーンになるものが必要だと痛感するようになりました。
その後、薬膳でメンタル面を整えることができると耳に挟み、すぐ本草薬膳学院へ入学しました。
当学院:日本に薬膳を学ぶ学校は増えていますが、その中でも本草薬膳学院を選んだ理由、学院ならではの魅力はなんですか。
渡邊さん:本草薬膳学院を選んだ最大の理由は、ネット上で探した薬膳の学校の中で一番スパルタだと思ったからです。私は根が少し体育会系なので、厳しくてもしっかりと学びたい気持ちが強くありました。
実際にはいわゆるスパルタ教育のような厳しい詰問や圧力は全くありませんでしたが、学院のモットーでもある「ゆっくり、しっかり、最後まで」学べる環境があり、それがとても素晴らしいものだと感じました。
私の場合、ボランティアなどを通じて実際に健康で悩む人の力になりたかったので、じっくりと勉強に取り組めるカリキュラムのお陰で、健康に関する支援ができるスタートラインまでリードして頂けました。
資格取得後にも学び続けられる自走力を、本草薬膳学院で鍛えて頂けたと感じています。
当学院:学習の中で最も印象深かったことはどんなことですか。
渡邊さん:とにかく覚える事が多く、最初は何をしているのか全くわかりませんでした。実を言うと中医薬膳師だった頃には実生活に活かす余裕がないほどわからないことだらけだったと記憶しています。
私はメンタルヘルスに関心があったので、たぶん「気」のことがわかれば良いのだろうと思い、最初は「気」の解説ばかり読んでいました。
しかし「気」は五臓と深く関係していて、そこでも頭が沸騰するほど覚える事がたくさん出てきてしまい、これは諦めた方が良いかもしれないと思った事が何度もありました。勉強をする中で頭痛がしたり、ため息が多くなったり…。皆さん、これが肝気鬱詰です、気を付けて下さいね。
しかし、負けず嫌いな性格が功を奏して、時間を掛けていくうちにパっと全体との繫がりが見える瞬間がありました。あの時の感動は今でも忘れません。
薬膳を学ぶ人たちは同じような壁にぶつかると思いますが、諦めずじっくりと取り組めば必ず理解できるので、焦らないで勉強を進めて欲しいな、と僭越ながら思います。
当学院:本草薬膳学院で学んだことを現在どのように活かしていますか。また、今後どういった活動をしていきたいですか。
渡邊さん:2022年現在、Youtubeで日常に薬膳を取り入れやすくするための簡単な知識を動画にして配信しています。また薬膳を一緒に学ぶ仲間作りのため、オンラインサロンを2022年6月に開設予定です。
東京都練馬区にある「薬膳料理店ナナハチ」と協力をしながら日常に薬膳を活かすための講座などを開いています。また新メニューの開発なども協力して行っています。
副業として占い師をしていますので、健康や体調に関するアドバイスがより精密なものになり、ご好評をいただくことが多いです。
個人的な生活の中でも健康管理がとてもしやすくなり、とても健やかになりました。陳皮と紅花の薬膳茶を毎日飲むようになってから、心穏やかに毎日を送れるようになりました。
ちょっとした工夫をするだけで毎日がとても活力溢れるものになるので、多くの人にぜひ薬膳を取り入れた生活をして欲しいと思っています。
当学院:これから薬膳を学ぼうと考えている方へのメッセージをお願いします。
渡邊さん:薬膳は勉強そのものとしても大変に面白いものですが、何よりも実際に使ってこそ本領が発揮されるものだと思います。覚える事が多く大変だとは思いますが、学んだ事を生活の中に少しでも良いので取り入れてもらいたいです。
心理学の世界でもよく言われることですが、自分の健康状態によってものの見方は大きく変わります。何気ない出来事や人の言葉が体調不良が原因で攻撃だと思ってしまったり…。
ご自身の健康を守ることは、身近な人を大切にするために不可欠な条件です。ご自身だけではなく、身近な人の健康を守ることができれば、その周りにいる人たちにまで健やかにできる可能性があります。
世界平和は自分から、という言葉はその通りだと思います。ぜひ薬膳を学び、日常の中に取り入れてください。1人でも多くの人が穏やかに日々を過ごせるように願っています。微力ながら私はそのお手伝いをこれからもしていくつもりです。
渡邊 法昭
中医薬膳師通信教育コース卒業
国際薬膳師
「【国際薬膳師】朔太郎の薬膳チャンネル」
https://www.youtube.com/channel/UCWde17x9nEUeyPIIJ7w-YsA?view_as=subscriber
「薬膳のある暮らし」 https://yakuzen-tea-party.com/
〈 前の記事
北京中医薬大学教授から紹介していただき、迷わず本草薬膳学院を選びました
次の記事 〉
時代を超えて現代まで生き残ってきた薬膳の奥深さこそが大きな魅力