薬膳学は食以外にも生活全般のトータルセルフプロデュース
中医薬膳師 通信教育コース 卒業
当学院:簡単な自己紹介をお願いします。
若林さん:若林くみ子(わかばやしくみこ)です。2008年に本草薬膳学院の通信教育コースを卒業し、国際薬膳師の資格を取得しました。現在、中医学・薬膳学・中国茶の自宅教室「薬膳ごはんの会 和華」を主宰しております。
当学院:薬膳を学ぼうと思った動機、きっかけを教えてください。
若林さん:頭痛持ちの体質と、生理痛が重かったこともあり、食事から見直そうと思ったのが最初のきっかけでした。
しかし、勉強していくにつれ「食事だけ改善するのでは駄目なんだ」と気付かされました。薬膳学は食以外にも生活習慣や運動習慣、社会情勢の環境など生活全般のトータルセルフプロデュースだということを学びました。
当学院:日本に薬膳を学ぶ学校は増えていますが、その中でも本草薬膳学院を選んだ理由、学院ならではの魅力はなんですか。
若林さん:正直、理由はありません。たまたま書店で見つけた薬膳の本が辰巳先生だっただけのことです。感覚的にこの1冊と出会ったことが『ご縁』と感じただけで、もう他の学術団体と比較するということもしませんでした。
通信講座も有るので、どこに居ても勉強ができることが最大の魅力でした。
当学院:学習の中で最も印象深かったことはどんなことですか。
若林さん:たくさんのテキストを渡されましたが、一体どこから勉強していいか迷走中でした。ある日、本草薬膳学院にその旨を相談したところ「どこから始めても良いのです。いずれ繋がりますから」と回答をいただき、「これをしなければいけない」という固定概念が一気に破られました。あまり難しく考えすぎず、シンプルに一つずつ、少しずつ学びの歩みを進めていけば良いのです。
もし学びに迷っているならば、全体を捉えるのではなく『個』を見ることをすれば良いと思います。
当学院:本草薬膳学院で学んだことを現在どのように活かしていますか。また、今後どういった活動をしていきたいですか。
若林さん:2009年より自宅で中医学・薬膳学・中国茶の教室『薬膳ごはんの会 和華』を運営しています(転勤族のため現在は静岡県,2021年現在)。
自宅への通学以外にも、オンライン講座を通して全国、海外にまで和華の生徒さんがいらっしゃいます。
同時に通信講座キャリアカレッジジャパン 『薬膳インストラクター』のテキスト監修 兼 専任講師として現在まで歴任中。
今後は台湾独自の生活養生も含めて、もっと身近な薬膳を研究・伝承していく活動に力を入れていきたいです。
当学院:これから薬膳を学ぼうと考えている方へのメッセージをお願いします。
若林さん:我が家は転勤族なため様々な都府県とご縁がありました。真摯に薬膳学の素晴らしさを伝えることを止めなかったこともあり、どの地でもカルチャースクールの講師や、テレビ・雑誌の出演、講演活動などをさせていただいています。とても有難いご縁です。
この学問は卒業したら終わりではありません。むしろ卒業後からが本当の学びとなります。
2000年以上も伝わってきた奥深い学問なのですから、学院のテキストだけで全てを学んだつもりでいてはいけません。私自身『薬膳一生』と念頭に置きながら死ぬまで勉強していく所存です。
学びを止めなければ、きっと素晴らしい人生となることでしょう。共に頑張りましょう!
若林 くみ子
中医薬膳師通信教育コース卒業
国際薬膳師
「薬膳ごはんの会 和華」 https://yakuzengohan.crayonsite.net/
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