【公開講座】大村先生の「薬膳お菓子と薬膳茶を楽しむⅠ(第7回目)」が行われました!
- 東京
2022年 公開講座「大村先生の薬膳お菓子と薬膳茶を楽しむⅠ」の第8回目の講座が行われました。
開講初年度より毎年好評をいただいておりましたが、この度、学生様のリクエストにお応えし、
薬膳茶も一緒に学べる講座へとリニューアル!毎月キャンセル待ちが出るほどの人気の講座です。
裏千家茶道教授でもいらっしゃる大村先生から季節の養生にあわせたお茶についてもご指導いただけます。
こちらの講座では授業の初めに座学があり、和菓子の歴史や初心者の方でも上手に和菓子を作れるコツ、
気を付けるとよいポイント等を学びます。実習では大村先生がお一人お一人、丁寧に教えてくださいますので
ご自宅でも授業時と同等の和菓子が作れると好評です♪
さて、今回の薬膳茶は冬におすすめ『普洱茶』です。
雲南省の普洱茶は最も有名な黒茶で、茶葉を蒸してから揉んだものを積み重ね、微生物で発酵させます。
普洱茶は、発酵期間が長くなるほど味がまろやかなり、独特の風味が生じるようになります。
長期間にわたる発酵のために、茶葉の性質が温性に変わり、
冬の季節、冷え性、寒がりの体質におすすめのお茶です。
また、脂肪分解作用も強いので、ダイエットにもよく使われています。
☆第8回目 実習メニュー☆
●梅・桜(ねりきり)【健脾利湿】
ねりきりは上生菓子、茶席菓子として季節の花や風物を表すのに多く用いられます。
あんにつなぎを入れてねることで形や細かい模様がつけやすくなります。
はじめに白あんを鍋に入れて火にかけ、あたためて水分をとばします。
寒梅粉・砂糖・湯を混ぜて上記に加え、全体に混ぜて練り、乾いた布巾で更によくもみ混ぜます。
あんの一部をピンク色に着色し、また花芯用に少量を取り、黄色に着色します。
白とピンク色の生地と中あんをそれぞれ等分して丸めます。
白生地でピンク生地を包み、更に中あんを包みます。
今回は『桜』『梅』を作りますが、まずは簡単な梅から・・・
桜は固く絞った絹布巾をかけて手前1/3のところを塗り箸で押し、
5mm内側をスプーンで挿して少し外側に広げ抜きます。
次に桜を作ります。細工棒を使って2本線の筋目を入れ、手指で押しつけるように凹みをつけます。
中心から楊枝でめしべをつけ、花びらの先にV字を入れ、中心に花芯をつけて出来上がり♪
●くるみ大福【補中益気】
もち生地にくるみを入れた大福です。
空焼きし、砕いたくるみを粉類・水と混ぜて蒸し器で蒸します。
蒸してつぶしたかぼちゃを白あんと混ぜ、等分にして丸めます。
かぼちゃの水分が多いようであれば電子レンジを使用し水分をとばすとよいでしょう。
蒸しあがった生地を片栗粉を手粉にしてまとめ、中あんを包んで形を整えたら完成!
もち生地は温かいうちに包まないと伸びが悪くなるので、手早く包むようにします。
こちらの講座では実習後に試食をしますが、各々数個ずつ完成品をお持ち帰りいただきます。
ご自宅でもご自身やご家族と楽しめるのはうれしいですね ^^♪
また、今回は年始ということもあり、大村先生が抹茶をたて、
お土産に落雁と手作り花びら餅をお渡しいたしました^^
こちらの講座は次回以降、12回目まで全て満席となっておりますが、
キャンセル待ちにて受付はしております。
ご興味のある方は早めにお申込みくださいますようお願い申し上げます。
場 所:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町22番6号 東京セントラルプレイス2階 本草薬膳学院教室
講 師:大村 和子 先生 (国際薬膳師・裏千家茶道教授)
教 材:プリント
持ち物:エプロン、三角巾、タオル(手拭用)、筆記用具
入学金・施設維持費:不要
授業料:1回:4,500円(材料代を含む) 全12回:48,000円(材料代を含む)
※全12回お申込みいただきますと、一回あたり受講料が500円お得になります。
定員15名(申込順 定員になり次第締め切ります)
お申込み方法:下リンク先よりお申し込み書をダウンロードの上、必要事項をご記入いただき
期日までにFAX、郵送、メールにて学院までお送りください。
または、公開・特別講座申込フォームからのお申込みも可能です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております\(^^)/
講座内容一覧:
(2022年5月現在)
回 | 日付 | 申込締切日 | 内容 |
1 | 2022年6月2日(木) | 5月26日 | あじさい(きんとん)・月影(平鍋)
梅雨の薬膳茶①(大豆・煎茶) |
2 | 7月7日(木) | 6月30日 | 水ようかん・くず桜・くず切り
夏の薬膳茶①(ハト麦・緑茶) |
3 | 8月4日(木) | 7月28日 | 萩まんじゅう・柚の香餅
夏の薬膳茶②(緑豆・薄荷・生甘草) |
4 | 9月1日(木) | 8月25日 | 栗きんとん・松しぐれ
秋の薬膳茶①(百合根・抹茶) |
5 | 10月13日(木)★ | 10月6日 | 友禅菊(きんとん)・じゃが芋まんじゅう
秋の薬膳茶②(無花果・葛粉・蜂蜜) |
6 | 11月17日(木)☆ | 11月10日 | ゆべし・どら焼き
冬の薬膳茶①(肉桂・ほうじ茶) |
7 | 12月1日(木) | 11月24日 | さくら餅(道明寺)・うぐいす餅
冬の薬膳茶②(生姜・胡桃・黒砂糖) |
8 | 2023年1月19日(木)☆ | 1月12日 | 梅桜(ねりきり)・くるみ大福
冬の薬膳茶③(普洱茶) |
9 | 2月3日(木) | 1月26日 | 黄味淡雪・えくぼまんじゅう
春の薬膳茶①(桂花・紅茶) |
10 | 3月2日(木) | 2月23日 | 青柳(こなし)・柏餅
春の薬膳茶②(ジャスミン茶) |
11 | 4月6日(木) | 3月30日 | よもぎまんじゅう・黄金羊かん
春の薬膳茶③(玄米大棗茶) |
12 | 5月11日(木)★ | 5月4日 | 若鮎・花菖蒲(ねりきり)
梅雨の薬膳茶②(とうもろこし茶/ひげ・皮付き) |
★第2木曜 ☆第3木曜
講師:大村 和子
国際薬膳師、裏千家茶道教授。ホームメイド協会講師を務め、料理・和菓子のメニュー開発と講師養成に携わる。2005年に本草薬膳学院を卒業、国際薬膳師資格取得。当学院で薬膳指導を行いながら自宅で茶道教室を主宰、高校茶道部の指導も担う。2012年には辰巳洋学院長との共著で『薬膳お菓子』を出版。
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