中医薬膳師(東京校)第36期土日コースの卒業テストが行われました
- 東京
去る2022年9月18日(日)、中医薬膳師(東京校)第36期土日コース生の卒業テストが行われました。
当学院の卒業試験は、いわゆる筆記式の試験とは異なり、グループを組んでの発表方式で行われます。
約1年間、共に学んできた同期生と知恵を出し合い、力を合わせて弁証施膳の課題に取り組み、講師を前にプレゼンテーションします。まさにこれまでの学びの集大成とも言える最終講義です。
学生の発表に対し、東京校土日コース担当講師の猪俣稔成先生、安里清子先生、そして辰巳洋学院長から直々に講評があります。
ここでは改めて学びを深める機会ともなり、ますます薬膳の奥深さに惹かれる学生も多くいらっしゃいます。
皆さま、他グループの発表にも耳を傾け、自分たちの分析内容と照らし合わせながら熱心にメモをとっていました。
テスト後半には、証に合わせて考案したオリジナル薬膳レシピを実際に調理していきます。
野菜を蒸す方法、または煮る方法、どちらがより美味しく出来上がるか、あんかけの濃度のベストバランスはどの程度か、何度も試作を重ねたというグループもいれば、
彩りを重視した料理を考えたグループや季節感を取り入れつつも味に工夫を凝らしたレシピを作ったグループなど、三者三様の薬膳メニューとなりました。
『薬膳は、調理方法を重視する。』
『養生・疾病の予防・病気の治療を目指す学問であるが、見た目の楽しさや食べるときのおいしさがないと、「膳」とはいえない。』
しっかりと学びが活かされていますね(*^^*)
最後は試食会で締めくくります☆
試作を繰り返したというメニューは香りも格別!色合いも華やかです。
メニュー名に忠実な盛り付け方を学院長から伝授されたレシピは断面にもこだわりが見られます。
秋と和を感じるこちらのメニューは汁物をご飯にかければ「味変」が楽しめるという工夫が光りました。
36期生の皆さまは勉強熱心な方ばかりで、中医薬膳師コースの卒業後にもさらに知識を身につけていきたいという意欲に満ちていました。
また復習のために学院で食薬を購入し、薬膳の実践にも力を注いで、この卒業の日を迎えられました。
本当に1年間お疲れ様です。そして、卒業テスト合格おめでとうございます!
次は来年開催の国際薬膳師(士)・国際薬膳調理資格認定試験に向けて復習に励みましょう^^*
また研究科コースで皆様と再会できることを楽しみにしておりますね!
本草薬膳学院
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