2006「中国薬膳美食文化祭」が開催されました

 



 3月、桃の花が満開している季節、日本・台湾・香港及び中国各地からの来賓は山東省の済南に集まり、「中国薬膳美食文化祭」を迎えました。この文化祭は中国薬膳研究会が成立10周年の記念行事として2日間盛大に開催されました。

  3月25日の午前中、沙鳳桐副会長の司会で開幕式を行いました。国家中医薬管理局呉剛副局長、衛生部人事司張敏元副司長、民政部民間組織管理局范羹懷貞処長及び山東省の領導たち及び日本からいらっした本草薬膳学院の顧問と学院長が出席され、お祝いの言葉をいただきました。

 周文泉会長が「中国薬膳研究会10年回顧与展望」の報告を述べました。国家一級学会の中国薬膳研究会は、国家中医薬管理局の薬膳技術制作標準を作成しながら管理を監督し、同時に科学研究・人材育成・学術著書を行い、国内・国際交流も展開しています。国際交流において特に日本本草薬膳学院の努力を高く評価しています。 

 今回の大会は田景福元国家中医薬管理局副局長をはじめ、北京中医薬大学翁維健教授・上海薬膳研究会会長孟仲法・四川同仁堂の彭銘泉、南京中医薬大学の謝英彪教授・湖南中医薬大学の譚興貴教授、広州中医薬大学の竇国祥教授及び日本の本草薬膳学院学院長辰巳洋・富山薬膳研究会会長の大島政文などの教授・専門家に中医薬膳学の教育・普及の成績を高く評価し「金壷奨」を授与されました。

 提出された68篇の論文から5篇の優秀論文を選ばれました。 

 128名の参加者が出場した薬膳コンテストに20名の選手は日本から出場した本草薬膳学院講師の田原静穂・永田楓美子氏らが「中国薬膳名師」の名称を取得しました。研究科在籍の千代田美知子氏は作った料理が「金牌菜」の名称をいただきました。


                          (本草薬膳学院 五味子)