中国薬膳研究会は1995年10月に正式に成立した。中国国家中医薬管理局に属する一級学会として中国民政部に登録をしている全国性学術団体である。

この会の主な活動内容は:
1. 研究を通して、薬膳文化を整理し、科学研究のテーマを作り、薬膳の生産に対して提案を提出する。薬膳事業の研究と発展を促し、どんどん増える社会の需要を満足させる。
2. 国内外の薬膳科学技術の変化についての情報を収集して把握し、薬膳技術に対するいろんな疑問に対応し、薬膳科技の成果を開発し、広げ、生産する。
3. 中医理論に従って、薬膳保健を開き、健康回復などの活動を行っている。
4. 学術の雑誌、書籍及び資料の編集や出版する。
5. 国内学術研究討論活動と国際友好学術交流を行う。

本会名誉会長: 閻明復  民政部副部長
田景福  元国家中医薬管理局長 
孫柏秋  中国赤十字会副会長 
会長: 周文泉教授(中国中医研究院内科教授・博士課程指導教官) 
常務副会長: 沙鳳桐教授(元中国中医研究院眼科医院院長・博士課程指導教官)

学会は秘書処、事務室、学術部、技術開発部、宣伝部、総務部で成り立っている。現在、すでに薬膳理論研究専門委員会、薬膳調理技術専門委員会、薬膳教育専門委員会、薬膳珍獣(飼養)専門委員会及び道家、素食専門委員会等の5個専門委員会が成立している。

国際東方薬膳食療学会が東方薬膳食療文化を発揚するため、薬膳食療と関連した中医薬学、営養衛生学、食品保健学、料理学等の中国・香港・マカオ・台湾・日本・新加坡・タイ・マレーシア・韓国・スイス・カナダ・アメリカなどの地域と国の自然科学専門家、教授陣と連携し、国際薬膳食療学の学術理論研究と臨床的実践運用を推し進め、国際間の学術交流に力を注いでいる学会です。本校の鷲見美智子顧問が副会長、辰巳洋学院長が秘書長、勝本海詠副学院長・海老原英子先生が常務理事・編集委員に務めている。
2002年8月には香港中文大学において、中国国内、香港、台湾等地、日本、ニュージーランドの中医薬膳食療を研究する専門家が国際的な学術団体である「国際東方薬膳食療学会」を設立し、第一回大会は成功致しました。それから2年、学術専門書、雑誌を出版し、薬膳食療の講座を主催して参りました。
そして今年8月、上海において2004年第二回国際東方薬膳食療学術研究会の開催されました。陳抗生会長(香港)および譚興貴会長(湖南)が、この十数年来の中医薬膳分野での経験をまとめ、この分野で貢献した各学者・研究者・教育者の努力を高く評価し、「国際薬膳食療大師」と「国際高級薬膳食療師」の栄誉証書(称号)を贈ることを決めた。「国際薬膳食療大師」には、南京中医薬大学学長項平教授を始め、翁維健(北京中医薬大学)・孟仲法(上海薬膳協会会長)・叶錦先(福建中医学院)・竇国祥(東南大学)・王者悦(長春中医学院)の6名が選ばれた。また、日本の難波恒雄氏(故人)が中薬・薬膳分野において何十年もの歳月をかけ、研究・教育したことを高く評価され、「国際薬膳食療大師」の称号が特別に贈られることになった。
「国際高級薬膳食療師」は、彭銘泉(四川)を始め38名に贈られた。日本からは本草薬膳学院学院長の辰巳洋氏と富山薬膳研究会会長の大島正文氏が選ばれた。
学会として、これからは国際舞台で互いに交流を深め協力し、組織の発展と事業の向上を務めることを決まっております。

中国薬膳研究会は2000年から第1回目の国際薬膳師(士)の資格認定試験を実施以来、国際薬膳師(士)の資格を取得した方は68名となりました。
加えて2003年から、学校法人誠心学園東京誠心調理師専門学校にて国際薬膳調理師の資格認定試験が実施され、今年、18名の合格者が誕生しました。
これを受け、国際薬膳師(士)・国際薬膳調理師などの薬膳に関する国際資格を有する方
が薬膳の学術レベルを上げ、さらに薬膳学を発展させるため、「日本国際薬膳師会」を発足致しました。
学会に学術部、広報部、事業部、国内外交流部を設け、定例研修会、特別講習会、学術発表、会報の発行、本会、事業の宣伝、会員による薬膳メニュー集の作成、各学術団体・組織との交流、国内外での学術会議、コンテスト、国際交流への参加及び商品開発、食品、生薬、薬茶、書籍などの紹介と販売などの行事を予定しています。  
尚、初代の会長は本校の劉海洋学院長が務めることになりました。