毎日の食事に使える薬膳レシピ

このコ−ナ−は、毎日の食事に役立つような薬膳のレシピを提供します。
また、美味しくつくるための調理法についてもふれますのでご利用下さい。
鷲見 海智袴(みちこ)

冬は立冬から大寒までの1年中で一番寒い季節である。
自然界は草木は枯れ、動物は冬眠状態になる。
人体は「天人合一」に従って、陰陽消長が緩慢状態になり、身体を休ませる時期にある。
冬は身体を養うのに良い季節といわれ、食生活としては、温陽きょ寒 通経活絡の献立を用いる。
 冬1蓮子入り赤飯(思い立ったらすぐ作れる炊きおこわ)
  材料4人分:
材 料
分 量
もち米
小豆
蓮子

小豆の煮汁
胡麻塩(黒胡麻)
   (塩)
320g(2C)
30g(1/5C)
20g(大匙2)
小匙1/3
米の重量の1.3倍(416g)
3g(小匙1)
2g(小匙1/3)

  作り方:
1. 米は洗ってざるにあげておく。
2. 小豆は水2Cを加え火にかける。
沸騰したら弱火にして20分位煮る(軟らかいが皮が破れない程度)。
蓮の実は湯に浸ける。
3. 鍋に分量の小豆の煮汁と塩、小豆、蓮の実を鍋に入れ沸騰させ
米を加え軽くかきまぜる。
4. 鍋の蓋をして再び沸騰したら再び軽くかきまぜる。
5. 中火で3分炊き、その後極弱火で15分かけたら火を止め、10分蒸らす。
6. ごま塩…ごまをから鍋で炒り塩と水小匙1加え水分を蒸発させる。

  作るポイント:
(1) 赤飯は通常ささげを用いるが小豆は解毒、利湿、
活血作用があるので用いるとよい。
(2) 鍋は厚手で蓋がきっちりしまるものがよい。

 効 果
もち米:
温・甘  補中益気、養陰 
小豆:
平・甘  健脾、活血、清熱解毒、利水滲湿 
蓮子:
平・甘  健脾補気、養心益腎