『終了のホイッスルは次の試合のホイッスル…』サッカー部だった学生時代、グラウンドで耳に胼胝（たこ）ができるほど聞いた監督の言葉です。試合が終わる度に気が抜けてだらけるのを見越して、それを戒めるために仰っていたのでしょう。今でも何か物事が一通り片付き、ホッとする気分に浸っているとその言葉が戻ってきます。
　今回、国際中医師試験に挑んだのは僕を含めて９名。劉海洋学院長をはじめ、授業を受け持って頂いた陶恵寧先生や諸先生方のご指導の甲斐ありまして、うれしくも全員揃って合格となりました。先生方々への感謝も勿論のことですが、同期生の方々にも救われた思いのする試験でした。本当にありがとうございました。
　さて、昨年９月から８期生の国際薬膳師コース実習授業を担当する機会を頂きました。毎回自分の至らなさに反省、課題は山積みになってしまう状態ですが、またその授業中の皆さんの反応から次に生かすべく術も発見できるのも確かです。
　本当に大切なのは合格した後、これからなんだとつくづく感じます。ここで学んだ知識をどう生かすのか問われるでしょう。
　どうやら、ゆっくり腰を下ろしている暇はないみたいですね…。