学生の声

シリーズ 学生の声R


心より感謝を込めて


卒業生代表 五期 保坂孝子      

 本日は、私達中医薬膳師大5・6・7期生並びに通信生の為にこのような立派な卒業式を開催していただき卒業生一同心より感謝申し上げます。
 毎月薬膳の勉強を楽しみに来ました。あれよあれよという間に薬膳の世界にのめり込んでいきましたが、今まであまり聞いたことのない言葉や漢字、そのギャップの大きさに困惑する日々でした。けれども薬膳の未知なる魅力、素晴らしさに私の生き方そのものを優先させてくれました。それに加えて楽しく心ある、学びの仲間たちにも恵まれ毎月会えることが嬉しかったです。
 昨年父が亡くなりました。生前身体に良いものをとお粥が好きで朝・夕食べて身体の健康を願っていた父でした。薬膳のお粥をもっとたくさん父に作って美味しく食べさせてあげたかったと今になって悔やまれます。
 本草薬膳学院の目標である食生活に薬膳を取り入れた健康な食生活作り、食材が持っている性質や味を中薬を加えることによりその食事が養生となって、ひいては病気を予防し治療にさえなっていくという、この素晴らしい薬膳の世界を学び知ることのできた喜び、私たちはなんと幸いなことでしょう。薬膳は私達に命の道、食の道の大切さを教えてくれました。ここで学んだことをそれぞれの地域、家庭に持ち帰り多くの方々に薬膳を知らせ伝えていく使命が与えられているように思います。
 今後ますます本草薬膳学院が日本にあって必要とされていきますことを心より祈念申し上げます。私たちは今日の日の感激を忘れることなく、薬膳を心の喜び、楽しみとして、暮らしの中に自然に生かしていきたいと願っています。
 最後になってしまいましたが、私達に優しく親切に丁寧にそしてわかりやすく助言をし、数々の知識や料理を教えて下さった先生方、卒業生一同心より感謝とお礼を申し上げ、挨拶とします。