学生の声

シリーズ 学生の声J


中医薬膳師合格に思う


中部校 中山貴琴

 二年前病気になり、縁あって勝本先生に出会いました。勝本先生に穀菜膳を学んでいる内に、中医学を勉強する機会を得ました。
 「医食同源」や「薬膳料理」という言葉は耳にしますが、「整体観念」「弁証論治」「弁証施膳」と聞きなれない言葉の連続に戸惑いすら感じました。ところが、「陰陽五行学説」「病因学説」と進むにつれて、伝統医学の理論に驚くばかりでした。その深さに感銘し、いつの間にか薬膳の日が楽しみになっていました。とはいても六十歳を過ぎた私には、暗記能力の無さを思い知らされ、中医薬膳師の資格は無理だと思っていました。
 家庭薬膳アドバイザーを受験して、中医学をもっと学びたいと思い挑戦しました。
 食べ物はすべて効能があり、自然の恵みを受けて人は生かされている、陰と陽、それが身体にプラスになったり、マイナスになったりする。知ることの喜びを味わい、医食同源を理解して、日々の食生活の中に生かして取り入れて行きたいと思います。
 難しい中医の世界を解り易く講義してくださった劉海洋先生、勝本海詠先生、ありがとうございました。これを出発点として自分自身の向上に努めて行きたいと思っています。