シリーズ 学生の声A
薬膳との出会い
中部校 中医薬膳師コース 篠田 佳樹(第一期生)
みなさんは、どんなきっかけで本草薬膳学院に入学されましたか?
調理師をやっている僕にとって、料理人は「うまい、まずいを語る前に、自ら作る料理が体にどんな作用を及ぼすのか、知らなきゃあか〜ん」という堅苦しい信念を持つ変わった料理人だったわけで、 ただ、自分自身がどうやったらいいのか分からず、薬膳の話を聞いた時「よっしゃあ、いっちょやったろか」と意気込んだところまではよかったが「……でどうやって学ぶんじゃあ」と考えているうち、あっという間に10年の年月が流れていました。
たまたま見ていたホームページで、本草薬膳学院を発見、どんなところやねん、お金だけ高こう取って内容の薄っぺらなところとちゃうやろな。ちょっと不安だけど、いっちゃれ、だめもとで願書を請求して、よさそうな学校やったら東京でまた働きながら通ったらええわ!そんなことを思いながら、願書を取り寄せるべく申し込みメールを打った。
次の日「願書請求に書いてあったメールに届かないのだけど…。」と学院からの電話…。
どうやらメールのアドレスを間違えたらしい。そんなことより (えっ 学院長みずから?)驚きのあまり、自分が何のミスをしたか、一瞬われを忘れていました。
これが、本草薬膳学院と僕との出会いだったのです。その時学院長より今年中部校が正式に開校したことを紹介していただいたので、今、中部校に籍をおいて薬膳の難しさと格闘しています。
私は、体力も、成績も、人様に誇れるようなものは何一つありませんでしたので、せめて社会のためにがんばっている方々のため 体によい食べ物を出していきたいというささやかな志を持っていたわけでありますが、その思いが、中部校へきてこれだと思えたのであります。
マクロビオティックも、前に少し聞いたことはあったが、うさんくさい名前に思えたので、素通りしていたのです。正食の「身土不二」とか「一物全体」とかいう言葉を中医学で学んでいくと、あたりまえのように「整体観念・天人合一」の思想で受け取ることができ、食の真髄を学ぶ姿勢がうまれてくる。
ここで学んでいくうちに、これから進む道がはっきり見えてきた感じがしています。
かくなる上は、国際薬膳師まで目指してがんばってみようと思っています。
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