薬食同源・医食同源


食事の起源

   黄帝が天下を治めるようになって、まず解決したのは食の問題でした。「史記」には五帝本記には「黄帝藝五種、撫万民」(黄帝は食物の種類を豊富にして、民衆の生活を安定させた)『淮南子(えなんじ)』には「黄帝作竈」(黄帝はかまどを作った)とあり、『古史考』には「黄帝作釜甑」(黄帝は煮物鍋と蒸し鍋を作った)、「黄帝始蒸穀為飯、烹穀為粥」(黄帝は、穀物を蒸してご飯を作り、粥を作った)という記述があります。
   黄帝時代にはかまどや鍋だけでなく、脱穀するための石臼や石杵などの道具も作られました。さらに海水から塩を作る技術ができ、それまで味のなかった食事が美味しいものになりました。つまり今、私たちがよく食べているご飯やお粥は、人間が何千年も前から食べていたことになります。ですから黄帝内経の時代に料理が始まったといってよいでしょう。