薬食同源・医食同源


山海経から見た食べ物の効能

  人々は、狩猟・魚・耕作をするうちに食べ物としての動植物の性質を自然に理解するようになりました。春秋時代の最も古い地理書『山海経』には、草木について 「其草多薬、??”(川?)」や「丹木、円葉而赤茎、黄華而赤実、其味如飴、食之不飢。丹水出焉、西流注于稷澤、其中多白玉。是有玉膏、其原沸沸湯湯、黄帝是食是?、……丹木五歳、五色乃清、五味乃馨」(丹木の葉は丸く、花は黄色、茎と実は紅色で、食べると甘くて、お腹が空かない。この辺りは丹水が湧き、水の中には多くの白い石があり、白くて濃い泡を出しながら西の畑から沢へと流れていく。この丹木は5年経つと青・赤・黄・白・黒の5色の色がはっきりし、酸・苦・甘・辛・鹹の5味も美味しくなる)という記述があります。
  また、同じ『山海経』に珍獣についての記載もあり、その薬としての作用も明記されています。例えば、「何羅之魚、一首而十身、其音如吠犬、食之巳癰」(何羅という魚は1つの頭部に10個の身体がついており、犬の吼え声のような声を出す。食べると瘡癰を良くなる)などのことが書かれてあります。
  2千年以上前の人々は、食物に薬としての作用があることをすでによく知っていたのです。